日本化粧品と海外化粧品の違いとは?知っておきたいポイント〜Vol.2〜
今や化粧品売り場には、日本以外の海外コスメが溢れている日本の化粧品市場。
「どれが自分に合っているのかわからない」という人も多いのではないでしょうか。
前回に引き続き、今回も日本化粧品と海外化粧品の違いについて紹介します。
◾️化粧品=世界共通ではない?
前回でも紹介した通り、化粧品=世界共通の考え方で作られているということはなく、日本化粧品と海外化粧品は「違います」。
前回のブログ「日本化粧品と海外化粧品の違いとは?知っておきたいポイント〜Vol.1〜」でも触れていますが、国によって風土や肌質、化粧品の定義や考え方が異なるため、国によって違いがあるのは当然のことと言えます。
国によって化粧品の捉え方が違うため、「どの国のルールがいい悪い」「〇〇国で生産されたものだからOK!NG!」ということはありません。
そのため、違いを知って選ぶことがとても重要です。
◾️ここが違う!日本人の肌を意識した基準
前回のブログで大まかな概要を紹介しましたが、今回はもう少し詳しく紹介します。
(1)安全性が高く手に取りやすい
前提として、どの国や地域でも各国における厳しい安全基準が設けられていますので、「この国が甘い、厳しい」ということではありません。これはまず頭に置いておきましょう。
海外の中には、企業側の責任において表現できる国もありますが、日本においては、国をはじめとした各種団体による数多くの視点で「誰でも」「安定した品質のものを」「安全に」「安心して」使えるよう注力しているため、どの製品も手に取りやすいのが特徴です。
化粧品初心者の人でも、ある一定基準のものが手に取れるというのは日本の特徴ともいえます。
この基準を満たすために、日本で実施されている代表的な試験や規制を紹介します。
配合禁止 |
<ネガティブリスト> <ポジティブリスト> |
安全性試験 |
①単回投与毒性試験 |
微生物試験 |
・製品に微生物が混入していないかを確認するための試験 |
安定性試験 |
・化粧品の品質を維持するために、製品の安定性を調べる試験(製品が時間の経過とともに劣化しないかを確認) |
機能性評価 |
・製品の有効性や有用性をデータ化 |
成分分析 |
・化粧品に含まれる成分が基準に適合しているかを確認するための定性・定量分析 |
他にも、任意ではありますが、更なる安全性を表現するために、ピリピリ感やヒリヒリ感、かゆみなどの刺激を評価する「スティンギングテスト」や、ニキビの原因となるコメドを形成しにくいことを確認する試験「ノンコメドジェニックテスト」といった、試験などを加えて、私たちの手元に商品が届いています。
(2)日本人の肌に合わせた処方
日本人は一般的に肌質が繊細で、角質が薄い傾向にあるとされています。
そのため、日本製の化粧品は日本人の肌に特化した処方が施されているのが特徴です。
1)成分の選定
日本人の肌は一般的にデリケートであるため、刺激が少ない成分が選ばれています。例えば、レチノールやハイドロキノンなどの「攻めの成分」は、日本人の肌に合うように調整・配慮がされており、効果を最大限に引き出しつつ副作用を抑える工夫がされています。
2)濃度の調整
「高濃度=効果が高い」というイメージが浮かびやすいですが、必ずしもそうとは限りません。
成分を高濃度で使用するということは、肌への負担を考慮する必要があります。そのため、攻めの成分と守りの成分を配合したり浸透スピードをあえてゆっくりにしたりなど、製造会社では単純に効果だけにフォーカスすることはなく、刺激性も考慮した設計を工夫しています。
3)使用感の工夫
日本人の肌は比較的薄く、繊細です。
そのため、使用感(テクスチャー)も工夫がされています。摩擦レスなテクスチャーやベタつきを抑えた処方など、工夫を凝らし、日常的に使用しやすいような商品作りがされています。
4)保湿成分の配合
日本人の肌は薄く、さらに春夏秋冬という季節の変わり目があります。
そのため、肌が乾燥しやすくバリア機能が失われがちであり、それらをケアする成分(例:ヒト型セラミドやグリチルリチン酸など)が豊富に含まれています。
5)アレルギー反応の抑制
アレルギー反応を引き起こしにくいように、各種試験や、刺激となりうる成分の調整など、肌トラブルを減らすために工夫がされています。
◾️まとめ 〜特徴を知り、納得して選ぼう〜
現在多くの化粧品が販売されていて、自分に合ったものを選ぶのはとても至難の業になってきました。
海外の化粧品は、どの化粧品も素晴らしいものですが、日本人の肌はとても繊細でデリケートです。特に季節の変わり目などの刺激の多い時期は、慎重に選ぶ必要があり、効果だけに注力すると肌トラブルが起こることもあります。
そのため、高い効果が訴求されている海外化粧品については、肌が揺らぎがちな時はメリットだけでなくデメリットも調べた上で使用するのがおすすめです。
日本と海外、それぞれのいいところを選択しながら美肌を目指していきましょう。
〜モイスチャーバランシングマスク〜
肌がゆらぎやすいこの時期や、もともと繊細な肌の人にも使いやすい、特別な日のディナーのようなシートマスク「モイスチャーバランシングマスク」。
成分・感触・衛生面にもこだわった「おもてなし」のようなシートマスクです。
\体感して欲しいポイント/
✔︎厚みと柔らかさがある心地よいシート素材
✔︎オリジナルのサイズと切り込みで美容液を逃さず肌へ!
✔︎個包装で使い切り!衛生的
✔︎厳選した日本の成分を集めた「特別ディナー」感
<厳選保湿・整肌成分>
FUCOGEL®️(フコゲル)*1・コメ発酵液・ヒト型セラミド*2・ ヒト幹細胞培養液*3・ガラクトミセス*4・レチノール*5・NMN*6・ナイアシンアミド・プロテオグリカン*7・CBD*8・パンテノール・CICA*9・フラーレン・APPS*10・アルブチン |
成分だけでなく「心地よさ」にもこだわったアイテムです。
マリエランは、忙しい毎日の中で頑張る女性たちへ「スキンケアタイムを自分だけのご褒美空間にしたい」という想いから、誕生しました。
「スキンケアタイムが待ち遠しい」
「日常から解放される開放感」
「サロンお手入れをご自宅で」
そんな時間を届けるために開発しました。
繊細な肌を心地よく包む「モイスチャーバランシングマスク」
・1ヶ月じっくり試したい!4枚入りはこちら
・まずは1枚試してみたい!1枚入りはこちら
<執筆者コメント>
近年、多くの海外コスメが参入しており数ある中から1つを選ぶのは、とても難しくなってきました。
どの国のコスメも素晴らしいものではありますが、各国の化粧品に対する考え方や基準が異なること、気候や肌質が異なることは前提として知っておく必要はあります。
特に、海外サイトから直接購入する海外品(ラベルも海外品で日本の企業が間に入っていない海外通販のもの)については、日本では化粧品に含まれない成分が配合されているケースがあるため、ここは自己責任においてしっかり見極めて購入するようにしましょう。
今回紹介した「モイスチャーバランシングマスク」は、日本の基準において作られた日本製のお品で、繊細な日本人の肌にピッタリな感触や使い心地がとても特徴的です。
欲しい成分が1枚のシートにギュッと詰まったお手入れで、しっかり保湿チャージをして、まずは健やかな肌作りから始めてみませんか。
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・まずは1枚試してみたい!1枚入りはこちら
〜肌の土台作りは美しさの原点〜
執筆者:西川美佐子
*1 ビオサッカリドガムー1(保湿柔軟成分)
*2 セラミドEOP・セラミドNP・セラミドAP(全て保湿・整肌成分)
*3 ヒト脂肪細胞順化培養液エキス(保湿・整肌成分)
*4 水添レチノール(保湿・整肌成分)
*5 ガラクトミセス培養液(保湿・整肌成分)
*6 ニコチンアミドモノヌクレオチド(保湿・整肌成分)
*7 水溶性プロテオグリカン(保湿・整肌成分)
*8 カンナビジオール(保湿・整肌成分)
*9 ツボクサエキス(保湿・整肌成分)
*10 パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(保湿・整肌成分)